工事情報
「球磨村道沖鶴橋下部工工事」が竣工しました。
令和2年7月豪雨で記録的な降雨となり、球磨川流域では観測開始以来最高の雨量・水位を記録し、球磨川やその支流の氾濫等により、広範囲の堤防被害・橋梁の流出など甚大な被害が発生しました。
この災害で流失した橋梁10橋を含む国道219号や熊本県道等の約100kmについて、国の権限代行により災害復旧事業を鋭意進められており、本工事は、そのうちの球磨村道沖鶴橋下部工のP1橋脚をニューマチックケーソン基礎工にて施工する工事でした。厳しい工程管理に取り組み、今期渇水期内に無事故無災害で完成することができました。
施工方法、工程短縮の検討を入念に行い、次年度発注分であった橋脚上層部(4,5ロッド)も当工事で追加施工したことで再度必要となる河川内盛土造成が不要となり、次年度のダンプトラックの交通量削減に繋がることで、被災された近隣住民の方のストレス低減や早期復興の一助になったと考えております。
工事場所: | 熊本県球磨郡球磨村大字三ヶ浦~渡 地先 |
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工期: | 2022年8月~2023年6月 |
発注者: | 国土交通省 九州地方整備局 |
工事概要: | 橋梁下部工事 ニューマチックケーソン基礎工 1基 |
作業室面積103m2、掘削深度13.9m | |
橋脚工 B10.0m×W10.5m×H21.5m(当初H=14.5m) 壁式橋脚(小判型) | |
鉄筋:103t コンクリート:734m3 |


本工事の施工動画が、九州地方整備局YouTubeにアップされております。ぜひご覧下さい。