工事情報
「乙石川上流砂防堰堤工事」が竣工しました。
平成29年7月九州北部豪雨により、乙石川流域において大規模な山腹崩壊が発生し、大量の土砂が流下し大きな災害となりました。本工事は、本地域の安全を確保するために、乙石川最上流部に鋼製堰堤(コンクリート+鋼製スリット)、大規模崩壊斜面上段部の斜面対策、管理用道路の復旧を行う工事です。施工にあたっては、作業現場が崩壊地に近接し、土石流危険地帯での作業のため、安全対策として、土石流センサ―2基、監視カメラ1基、伸縮計3箇所、歪計2箇所、傾斜計4基を設置し、作業員の安全確保を第一に施工を進め、2年5ヵ月と長期間にわたる工事でしたが、無事故無災害で完成することが出来ました。
工事場所: | 福岡県朝倉市把木松末地先 |
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工期: | 2020年1月~2022年7月 |
発注者: | 国土交通省 九州地方整備局 |
工事概要: | 鋼製堰堤1基(h=18m L=49m) 堰堤本体コンクリ-ト 4,313m3 |
鋼製スリット89.6t、斜面対策掘削(無人機掘削)1,400m3、法面工1,410m2 | |
鉄筋挿入工(CTB工法) L=4.0m 485本、管理用通路工 4,140m3 | |
補強土壁工 486m2、アーチカルバートΦ7,000 L=12.6m、仮設工 1式 |


