建設資材としての砕石はどこで、どのように利用されているか知っていますか?
このように、身近な場所で砕石は利用されています。
MORIGUMIは兵庫県西宮市に自社プラントとして生瀬砕石所を保有しており、阪神エリアを対象に年間約70万t(2016年度実績)の砕石を製造・販売しています。また、阪神エリア以外でもゼネコンのネットワークと連携し、砕石の安定供給に大きく貢献しています。
砕石は、下記のような工程で生産されます。
① 採 石
発破にて岩石を崩す
② 運 搬
崩した岩石をプラントまで運搬
③ 分 別
振動フィーダで原石と土砂を分別
④ 輸 送
原石のみをベルトコンベアで次の工程に移送
⑤ 破 砕
コーンクラッシャーで原石を破砕
⑥ 摩 砕
インペラーで原石の角を取り、丸くする
⑦ 選 別
振動ふるいで石をサイズ別に分ける
⑧ 在 庫
サイズごとにサイロへ
⑨ 出 荷
サイロから出荷
生瀬砕石所で採取される岩石は石英斑岩(せきえいはんがん)という火成岩の一種です。この石は、比重は軽いのに堅く、風化の影響が少ないのが特徴で、コンクリート用の砕石として非常に適しています。また、当社のコンクリート砕石はJIS認証を取得するなど品質が高く、お客様からも高い評価を受けています。
砕石事業は、天然資源を材料に商品を製造しています。だからこそ私たちは、自然や周辺の環境に配慮することを決して忘れてはなりません。
たとえば、砕石の製造過程において発生する粉塵対策として、こまめに散水をし、集塵機を設置することで粉塵の拡散を抑制しています。また、化石燃料を主に消費する重機械をすべて排出ガス基準適合車とすることで、空気の汚染を最低限にとどめたり、砕砂を製造する過程で発生する濁水を場内の施設で浄化し、砕砂製造に再利用しています。
私たちは「限りある資源」を取り扱っていることへの自覚と責任を持ち、自然と周辺環境への感謝を忘れず、建設業と砕石業を営む私たちだからこそ可能な発想力で、環境との共存共生を図っていきたいと考えています。