MORIGUMIの事業

土木事業土木事業

高い技術とプロフェッショナルな仕事で、
人々の暮らしを支える

MORIGUMIの土木事業とは…

「山を登らずに向こうの町まで行けたら…」
「向こう岸まで簡単に渡れたら…」
「この町を一日も早く復興させたい…」
社会資本を整備することは、人々の生活を整備することに他なりません。MORIGUMIは土木の鉄道工事にはじまり、道路や鉄道、トンネル、宅地、上下水道、海岸、河川、災害復旧など、長きにわたって、数えきれない土木工事によって、生活基盤の整備と向上に大きく貢献してきました。それらは全て、何十年も人々の暮らしを支えるまさに「MG(MoriGumi) Heritage」。

当然それらに携わる技術者のキャリアも豊富です。
土木事業の多くは、国土交通省など官公庁から発注される公共工事が多くを占めており、これらは高い品質が要求される、工事難易度の高いものばかりです。それらをクリアする優れた施工管理力がMORIGUMIにはあります。
土木工事を知り尽くしたプロフェッショナル集団…それが「MORIGUMIの土木」です。

  • MORIGUMIの土木事業とは…イメージ
  • MORIGUMIの土木事業とは…イメージ

道 路高速から地域の道路まで、人と人をつなぐ「道」をつくる

MORIGUMIの土木の主力である道路事業では、高速道路から市町村道まで幅広い対象を手掛けています。近年では、ETC専用のスマートインターチェンジや立体交差事業に伴うアンダーパス(地下道)の工事など、時代のニーズに即した案件が増加しています。

  • 首都圏中央連絡自動車道茂原北IC工事(千葉県)

    首都圏中央連絡自動車道茂原北IC工事(千葉県)

  • 東九州自動車道 金ヶ浜工事(宮崎県)

    東九州自動車道 金ヶ浜工事(宮崎県)

鉄 道創業から現在まで、日本の鉄道の進化を支える

創業時から多く関わってきた鉄道事業は、MORIGUMIの歴史の中でも一番古い事業になります。手掛けた工事は、国鉄時代から始まるJRの在来線や新幹線、各地の私鉄など、数多くの路線に及びます。MORIGUMIでは現在でも、線路の高架化事業や橋脚の補強工事、新幹線の新設工事などを担っています。

  • 桃山台駅整備事業(大阪府)

    桃山台駅整備事業(大阪府)

  • 阪急神戸線武庫川橋梁改築工事(兵庫県)

    阪急神戸線武庫川橋梁改築工事(兵庫県)

トンネルより便利・より快適な交通インフラとして

道路事業や鉄道事業に伴うトンネル工事も、各事業の歩みとともに、創業当初から数多く施工しています。現在でも常時複数の現場が稼働しており、MORIGUMIの土木の代表的な現場と言えるでしょう。

  • 阪和自動車印南工事(和歌山県)

    阪和自動車印南工事(和歌山県)

  • 山野部坂トンネル建設工事(兵庫県)

    山野部坂トンネル建設工事(兵庫県)

治水・利水・上下水道生活に必要不可欠な「水」に関するインフラの整備

日本全国のインフラ整備が進む過程において、上下水道や河川の整備においてもMORIGUMは長年、寄与してきました。中には、農林水産大臣優秀工事の表彰を受けた案件もあります。現在も、雨水の貯留施設関連事業や上下水道の再構築事業など、複数の現場が稼働しており、人々の生活に欠かせない社会基盤の維持に貢献しています。

  • 枚岡河内南幹線(二)(第3工区)下水管渠築造工事(大阪府)

    枚岡河内南幹線(二)(第3工区)下水管渠築造工事(大阪府)
    ※機械推進工法として、世界第3位となる長距離推進工
    (1スパン推進延長 L=1235.5m)

  • 那賀川幹線導水路(徳島県)

    那賀川幹線導水路(徳島県)

災害復旧被災地の安全と安心を取り戻すために

阪神・淡路大震災や新潟県中越大震災、東日本大震災などの災害復旧にもMORIGUMIは貢献しています。東北地方の震災復興については、現在もなお工事は続いています。MORIGUMIのコーポレートスローガンにもある「Joy」を再び地域の方々に感じていただけるよう、社員一同、心からの想いを持って現場にあたっています。

  • 利根川河口堰太田工区護岸災害復旧工事(茨城県)

    利根川河口堰太田工区護岸災害復旧工事(茨城県)

  • 熊野地区堰堤他工事(和歌山県)

    熊野地区堰堤他工事(和歌山県)

独自の先進技術で業界をリード省スペース、高性能、低コスト、短工期を実現する新技術

2017年2月、株式会社森組と竹本基礎工事株式会社が共同開発した高トルク回転圧入鋼管杭打機 「スーパードライバー工法」が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されました。
この新工法によって、狭隘な作業スペースでの周辺環境への影響を抑えた杭打ち施工が可能になり、さまざまな工事での活用が期待されています。

  • スーパードライバー工法

MORIGUMIが手掛けた「土木遺産」土木構造物の歴史的遺産として認められたアーチ橋

土木遺産とは、顕彰を通じて日本国内の歴史的土木構造物の保存に資することを目的として、公益社団法人土木学会によって認定された土木構造物です。
2013年、MORIGUMIが手掛けた「薬水拱橋」(奈良県吉野郡大淀町)が、この土木遺産に認定されました。1912年に竣工した2連のアーチ橋は、側面を門として捉え、独特の扁額や煉瓦による格子帯に意匠面の工夫を施し、壁柱にバットレス補強された類例少ない鉄道橋です。
今なお、鉄道と地域の交通を支える大切な橋として活躍しています。

  • 薬水拱橋 施工当時の様子(1911~1912年)

    薬水拱橋 施工当時の様子(1911~1912年)

  • 現在の薬水拱橋

    現在の薬水拱橋

MGの提案力事例で見るプロフェッショナルのソリューション

工事現場では、より良い品質を有し、スムーズな施工を行う為に、さまざまな新しい提案を行います。その為には、工事を行う場所の特性を細かく把握し、土木の工法や材料に広い知識を持った視野の広い「civil engineer」が必要です。

事例1仮設足場の計画変更

工事の概要

国道の橋脚の耐震補強

施工における課題

①【安全】
計画の作業用足場を施工する場合、「作業従事者の墜落・転倒災害」や「工事資材・器具の飛来・落下災害」の発生リスクが高い
②【施工効率】
橋脚の高さが約30mと高く、かつ橋脚断面が上に行くほど小さくなる為、計画の作業用足場の施工が複雑で、耐震補強本体工事そのものの施工効率が良くない
③【工期】
国道は供用中の自動車専用道路なので、通行規制期間をできるだけ短くする必要がある

MGのソリューション

作業用足場のワークプラットホーム(移動昇降式足場)工法への変更

この結果、当初計画の作業用足場において問題であった“安全の確保”“施工効率の向上”“工期の短縮”で、十分満足する結果を得ることができました。そしてこの提案によって、お客様から「優良工事」として高い評価をいただきました。

※建築工事などで使用されている建設用リフトを応用した移動昇降式足場工法

  • ワークプラットホーム(移動昇降式足場)工法
  • ワークプラットホーム(移動昇降式足場)工法
事例2重要構造物への影響回避

工事の概要

2車線の高速道路の4車線化事業

施工における課題

①【周辺環境1】
約30m隣にある供用中の高速道路のトンネルに影響を与えないようにする
②【周辺環境2】
約17m真下にある供用間近の新幹線のトンネルに影響を与えないようにする
③【工期】
新幹線は営業運転を控えており、工事期間に制約がある

MGのソリューション

・2つの既設トンネルに軌道変位、壁面変位、ひずみ、応力、温度などの計測装置を設置し、24時間の監視体制を構築

既設トンネル保護を最優先とし、計測値が管理レベルを超えると自動で警報メールが届くようにし、24時間監視することで、既設トンネルに変化が生じた際にも、迅速な対応が可能な体制を取りました。また、それとともに「全断面早期閉合工法」を採用したことで周辺への影響も最小に抑えた結果、2つの既設トンネルへの影響もなく工事を完成することができました。
これらの提案によって、お客様から「優秀工事」として高い評価をいただきました。

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